
この記事では、アプリ課金のためのSDKBoxインストールのやり方を説明します。
環境
XCode:7.3.1
Cocos2d-x:3.9
SDKBoxについて
通常、アプリ内の課金を実装するためには、AndroidならJava、iOSならばObjective-Cでそれぞれプログラムする必要があります。この作業は開発者にかなりの負担を掛けるものとなっています。
しかし、このSDKBoxを利用すれば、AndroidもiOSも共通のコードで課金処理も楽にできるよ!というのがこのSDKBoxのコンセプトです。
なお、課金処理だけでなく、GoogleAnalyticsや広告、FaceBook連携などもサポートしているようです。これらはサードパーティSDKと呼ばれています。
つまりSDKBoxとは、サードパーティSDKを動かすための土台としての役割を果たしていると言うわけですね。
SDKBoxのオフィシャルなページは下記になります。
SDKBoxのインストール
Cocos2d-x版のインストールは簡単で、Macのターミナル上で下記のコマンドを実行するだけです。
python -c "import urllib; s = urllib.urlopen('https://raw.githubusercontent.com/sdkbox-doc/en/master/install/install.py').read(); exec s"
エラーが出ずにインストールできていることを確認しましょう。Installation Successful :)と表示されていれば問題ありません。
またログに環境変数を更新するコマンドを実行する旨が表示されると思うので、忘れずに実行しましょう。
SDKBoxインストールのオフィシャルなページは下記になります。
課金プラグインのインストール
新規プロジェクトの作成
課金用の新規プロジェクトを作成しましょう。
cocos new testKakin -p com.Prain -l cpp -d ~/Desktop/Project
作成したプロジェクト配下に移動
上記で作成したプロジェクトの直下に移動します。
cd ~/Desktop/Project/testKakin
課金プラグインのインストールを実行
以下のコマンドを実行してインストールは完了です。
sdkbox import iap
(20190224追記:誤っていた箇所を修正しました 誤:install 正:import)
実行結果
_______ ______ _ _ ______ _____ _ _ |______ | \ |____/ |_____] | | \___/ ______| |_____/ | \_ |_____] |_____| _/ \_ Copyright (c) 2015 SDKBOX Inc. v1.0.0.14 Installation Successful :) Please reference the online documentation to finish the integration: http://sdkbox-doc.github.io/en/plugins/iap/v3-cpp/ Installation Successful :)
iapプラグインインポートのオフィシャルなページは下記になります。
In-App Purchase Integration Guide For the C++ version of cocos2d-x v3.x – (all other versions)
この記事を作成するにあたり、下記の記事を参考にさせていただきました。
次回
次回は実際にテスト課金を試してみたいと思います。こちらからどうぞ。